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いろいろな災害 あなたは自分や家族を守れますか?
こんにちは!双子のパパ、ハムおです。
日本は、どこに住んでもいろいろな災害に遭う危険があります。
地震・津波・洪水・火災…
我が家には今年(2019年)で3歳になる双子の子どもがいます。私はパパになって、妻と子どもを災害から守らなければ!という思いが強くなりました。
でも、そもそも身の回りでどんな災害のリスクがあるのか、それを知らないと十分な備えができませんよね。
それを知るための方法に、ハザードマップというものがあります。
今回はハザードマップと確認方法をご紹介します。
私の苦い経験
私は11歳の時に、阪神・淡路大震災に遭いました。
震度6強の揺れに襲われましたがさいわい家は倒壊せず、家族・親族・知人など身近な人はケガもなく無事でした。
でも、父と弟が家具の下敷きになったり、家中の物やガラスが散乱したり、大変なことになりました。
私も家族も無事だったのは、運が良かっただけだと思っています。
もし家が倒壊して生き埋めになったり、散乱したガラスを踏んで大けがをしたら…。
もし私や兄弟が、まだ赤ちゃんや小さい子どもだったら…。
私も家族も無事じゃなかったと思います。
当時は神戸に大きな地震が来るなんて、だれも思っていませんでした。
だから、対策なんてしていませんでした。
地震が起きた後の生活も、いろいろ大変でした。
家が無事だったので、避難所ではなく家で生活できましたが、ガス復旧まで2か月、水道は3ヶ月もかかりました。とにかく不便だった…。
まず、あなたのまわりの災害リスクを知ること
もし阪神・淡路大震災のとき、地震のリスクを知っていたら、もっと備えができたと思います。
リスクを知らないと、次のようなことが起こってしまいます。
- ただただ不安になる…
- 何が襲ってくるかわからない。見えない敵に不安になるばかり。
- 何が襲ってくるかわからない。見えない敵に不安になるばかり。
- 正しい対策ができない…
- どんな災害のリスクがあるのか知らないと、対策が抜け漏れるかもしれません。リスクがないのに対策して、余計にお金や手間がかかるかもしれません。
まず、あなたのまわりに潜む災害のリスクを知ることからはじめましょう。
災害リスクと避難経路 ハザードマップで確認できます
「ハザードマップ」とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。
防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。
https://www.gsi.go.jp/hokkaido/bousai-hazard-hazard.htm
引用元 国土交通省 国土地理院
ハザードマップを見れば、自然災害が起こったときに、あなたのまわりでどんな被害が出るか、避難場所、避難ルートを知ることができます。
災害の研究が進むたびに、どんどん内容がアップデートされています。
このハザードマップを見て、どんな災害と被害が起こるリスクがあるのかを知り、対策を取っていきましょう。
ハザードマップの確認方法と注意点
ハザードマップは、ハザードマップポータルサイトで確認するのがおススメです。
1.ハザードマップポータルサイトとは
ハザードマップポータルサイトは、国土交通省が運営しているので、信頼できるサイトですね。
このサイトは大きく次の2つのコーナーがあります。
- 重ねるハザードマップ
マップ上にいろんな災害のリスクを重ねてみることができます。ぐりぐりマップを移動したり拡大縮小ができます。 - わがまちハザードマップ
各市区町村が発行しているハザードマップのサイトへのリンク集です。公開されているハザードマップの種類も確認できます。
このサイトを使うことで、次のことができます。
引用元 国土交通省 ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/
2.重ねるハザードマップを使ってみよう
サイトのトップ画面に検索窓があります。調べたい場所を入力して検索ボタンを押してみましょう。今回は兵庫県神戸市で検索してみました。
すると、検索結果が表示されるので、見たい場所をクリックで選択しましょう。赤枠にある、兵庫県神戸市をクリックしたら、神戸市の地図に移動しました。
左上の災害種別を選択すると、その災害の情報が表示されます。「土砂災害」をクリックしてみます。
土砂災害のリスクがあるエリアが、黄色で表示されましたね。
黄色いエリアをクリックすると、解説文が出てきます。これは親切な機能ですね。
今度は、他の災害種別もクリックしてみました。すると地図に他のリスクも重ねて表示されました。
「△!」のマークは、道路防災情報です。マークをクリックすると、「箇所表を表示」というリンクが。
「箇所表を表示」をクリックすると…
おおっ!現場の写真を含めた詳細情報(PDF)が表示されました。けっこう詳細までわかりますね。
このように、マップ上を移動・拡大縮小しながら、いろいろな災害リスクを解説付きで確認できます。わかりやすいですね。他にもいろんな機能があるようですが、いったんここまで。
3.わがまちハザードマップを使ってみよう
こちらも、サイトのトップ画面に検索窓があります。調べたい場所を入力して検索ボタンを押してみましょう。兵庫県神戸市で検索してみます。
すると、神戸市で公開されているハザードマップの一覧が出てきました。ためしに一番上の洪水情報をクリックしてみます。
神戸市のホームページに飛びました。
ちなみに神戸市の洪水ハザードマップは、こんな感じです。
すごく情報が細かい・・・!拡大してみます。
番地単位で細かくリスクが確認できますね。ちなみに凡例は次のとおりです。
どこが危険地帯か、どんな対策がされているのか、このマップでわかりますね。
いろいろなハザードマップを紹介
ここからは、私が個人的に興味を持ったハザードマップをご紹介します。私が東京在住なので、東京のハザードマップですけど。
東京・首都圏は、1923年に起きた関東大震災の経験から、地震や火災に対する警戒が強いです。それに低地が多いので、洪水も心配されています。
そういった地域の特徴が、ハザードマップに表れています。
1.東京都墨田区 低地で人口密集地
東京都墨田区は、低地で、昔ならではの木造家屋が密集した下町があります。わがまちハザードマップを検索すると、地震・火災や避難に関するマップがありました。
ここでは地震防災・危険度マップを見てみます。
すると、いろんな観点のハザードマップが出てきました。
このマップで、火災のリスクだけではなく、避難しづらいエリアや、帰宅困難度までわかるようにしているんですね。
引用元 東京都墨田区 防災まちづくり支援システムの整備について
http://www.city.sumida.lg.jp/kurashi/funenka_taishinka/funenka/torikumi/saigaikikendo.files/machizukurimap.pdf
2.東京都杉並区 インフラ被害まで予測
東京都杉並区では、地震が起きたときの、電気・水道・ガスといったインフラの被害までシミュレーションしています。
災害で生き残った後の、被災生活の備えに活用できますね。
引用元 東京都杉並区 地震被害シミュレーション(地震被害想定)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kyukyu/jishinsoutei/index.html
まとめ
- 防災の備えは、まずまわりのリスクを知ること
- ハザードマップでわかること
- 災害危険性の確認
- 避難先・避難ルート・避難方法の検討
- 地形と災害の関係を知る
- 浸水対策の検討
- 地震対策の検討
- 水・食料等の備蓄の検討
- ハザードマップポータルで調べるのがおススメ
- 重ねるハザードマップ
マップ上にいろんな災害のリスクを重ねてみることができます。ぐりぐりマップを移動したり拡大縮小ができます。 - わがまちハザードマップ
各市区町村が発行しているハザードマップのサイトへのリンク集です。公開されているハザードマップの種類も確認できます。
- 重ねるハザードマップ
読んでいただきありがとうございました。
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