こんにちは。 双子のパパ、ハムおです。
とつぜんですけど、このページにたどり着いたあなたは、きっと育児にとても悩んでいるんだと思います。
はじめにお伝えしたいことがあります。
ほんとうに、育児って大変ですよね。
あなたは、ほんとうに、ここまでよくやってこれてます。
すごいですよ! めっちゃがんばってますよ!!
私は本気でそう思ってますし、そう伝えたいです。
だって、このページにたどり着いたのが、何よりの証拠じゃないですか。
真剣に育児に向き合って、悩んで、ネットで情報収集してたんだと思います。
よくこんな無名ブログにたどり着きましたよ。
もちろん私も妻も、いまも育児に悩み続けています。
「育児なんて楽しいこと、うまくいくことばかり!」
そんなバラ色の子育てなんて、あるわけないない。
今回は、ただ私の思うままに書こうと思います。
目次
わたしが育児で悩んできたこと
もともとこの記事は、「育児・家事をラクにする方法」というテクニック論を書こうとパソコンを開きました。
でも「育児のなやみ」をインターネットで検索する方に、いきなりテクニックをお伝えして役に立つのか??
と思い直しました。
だって、もう世の中には「育児がつらい時はこうすべき」といった「正論」や「テクニック論」があふれています。
悩めるママ・パパは頭の中では「きっとこうしたほうがいいんだろうな」とわかっているはず。
でも、頭ではわかっていても実行に移せないことって、意外とたくさんあるんですよね。
我が子は、初めての子どもで、男女の双子です。
今年(2019年)で3歳になりました。
我が子を授かった時は、それはもううれしかった。
一方で、初めての慣れない育児で、いきなり2人の子どもを育てることになりました。シンプルに体力的にとてもキツかった。
子ども1人を育てるのに対して
- 授乳(ミルク)の回数は2倍
- 夜泣きは2倍
- おむつ替えは2倍
- だっこも2倍
- お風呂も2倍
- 外出するときも2倍
- 事故・トラブルへの警戒も2倍
上記のように、単純に子どもが2人だからやることも2人分で大変です。
でもそれ以上にキツいな、と思ったのが、親が1人のときに子ども2人が同時に泣いたときでした。
同時に2人の面倒を見れないので、片方は放置するしかありません。子どもが赤ちゃんのときは、泣く理由がよくわからないので、親は真剣に対処せざるをえません。
(子どもが大きくなったら、泣いている理由が切実なのか単なるワガママなのかわかるんですけどね。)
そんなときは「ごめんね、ごめんね。」と申し訳なさを感じながら、放置した子どものますます激しくなる泣き声に焦りながら育児をするしかありませんでした。
親1人でいるときは、常に子ども2人が泣いたらどうしようという不安、もっというと恐怖すら感じました。
私は会社勤めなので、平日の日中は妻のワンオペが中心です。
妻は私が睡眠不足になると仕事に支障をきたすと心配し、夜中の対応をがんばってくれました。だから私よりよっぽどキツい状態でした。
私と妻の2人だけでは破綻するので、義両親に手伝ってもらいました。そのために、出産前に義両親の近所₍2駅隣)に引っ越ししました。
それに加えて週2日は日中に3時間ベビーシッターを利用しました。
さいわい私の勤務先も理解があり、在宅ワークを週に何日か利用できたり、定時退社や有休取得を積極的に支援してくれました。
我が子が双子だとわかったのは妊娠8週目くらいでした。「これは大変なことになるぞ」と、早くから準備や周囲へ協力をお願いしてきました。
そしてこれだけ周囲から支援をいただける恵まれた環境になったわけですが、それでもやはり不安や悩みは絶えませんでした。
私が感じた不安や悩みといえば
- 仕事中、妻や子どもは大丈夫だろうかという心配
- 仕事を早く終わらせて帰らねばというプレッシャー
- 私を気遣ってくれる職場の上司・同僚に対する申し訳なさ
- 家に帰ってからも休む暇がない家事・育児
- 寝不足
- 「育児のやりかたは正しいか?」という不安
- 経済的な不安
※双子なので2人分の育児費用・ベビーシッター代など - 周囲に悩みを「リアル」に共感してくれる友人知人がいない
※双子のママ・パパがいませんでした。そういうサークルがある地域もありますが、そこまで行く時間も体力の余裕もなかった
もともと双子の育児は大変だとはいえ、これだけ準備や周囲の助けを得て、それでも悩みが多いんです。
だから育児に悩みを持ってあたりまえだと思うんです。
育児の大変さ・悩みは人それぞれ
育児の大変さや悩みは、人それぞれだと思います。
単純に子ども1人の育児より双子育児の方が大変だとも思いません。年子の育児も大変だし、それぞれに違った大変さがあります。
たとえば双子の育児は物理的に親1人で子ども2人を同時に面倒見れないので割り切って雑にできたり、大きくなれば双子同士で遊んでくれる時間が増えていきます。
一方で子ども1人の育児だと、つきっきりになりがちだと思うので大変です。共働きだと仕事との兼ね合いも大変です。
それにお子さんが病気がちだったり、イヤイヤがひどいと手がかかったり、その家庭の経済的な事情もあったり、育児の大変さは人それぞれです。
世の中にあふれる正論や理想論 頭の中ではわかっているけど…
世の中には育児に関する情報があふれています。
インターネットで検索すれば、簡単に専門家や育児経験者が語るテクニックが見つかるし、書店には山ほど育児本が積まれています。
ツイッターやインスタを開けば、キラキラしたすばらしい育児シーンが目に飛び込んできます。
つい自分の育児と比べてしまうと、足りないことばかりに目が行きます。
なんで我が家はうまくいかないんだろう…
このやり方で本当に正しいんだろうか…
あれも、これもしなくちゃ。うちはできていない…
わたしはちゃんとママ・パパをできてるだろうか…
自分で無意識に育児のハードルを上げていないか?
世の中に育児についての情報があふれすぎている気がします。ママ・パパに多くを求めすぎな気がします。
「理想論」や「とても手の込んだ年に2~3回レベルの育児イベントの写真」を見てしまうと、 それにつられてママ・パパ自身がハードルを上げすぎている気がします。
わたしはそんな気がしたので、最初に書きました。
「 すごいですよ! めっちゃがんばってますよ!! 」
もう少し手を抜いてみても、いいじゃないですか。
思い返してみれば、 わたしの両親は完璧に家事・育児をこなせていたのか?と。
もちろんいろいろ大変だったと思いますが、それでも私を含む3兄弟はちゃんと(?)育って大人になりました。
だから別にそこまで無理にハードルを上げなくてもいいんじゃないかと。
我が家は子どもが双子だったので
あ~手の込んだ育児なんてムリムリ!
まずは1日1日を生き残るのが大事!!
と、最初から割り切れたのは良かったです。もし理想論やキラキラした育児を追いかけていたら破綻していたな、と思います。
それにわたしは将来のお金の心配をして資産形成に必死になって苦しんだ時期がありました。これも割り切ることにしました。
人生はまだまだ長いです。育児が特にキツイのは、子どもの手がかかる2~3年くらいです。
その3年の間は、資産形成のことはほどほどにしても、全体にさほど影響はないでしょ、と割り切ることにしました。
こうして私は知らない間に勝手に上げていたパパ業のハードルを、いったん下げることにしました。
そうしたら、じょじょに私は元気や気力を取り戻し、余裕が出てきました。
あなたの気持ちを吐き出して
もともとテクニック論は書かないつもりでしたが、話の流れ的に触れたいと思います。
私や妻が「勝手にハードルが上がってしまっている」ということに気づき、調整できた理由があります。
それは、お互いに思っていることを共有できたからです。
あなたが「わたしのパートナーに伝えてもわかってくれない…」と思うなら、わかってくれそうな人に伝えたり、「紙に書いてみる」でもOKです。
わたしは、自分の悩みを妻に吐き出しました。
わたしは不器用なので、溜まりに溜まってから吐き出してしまい、妻によけいに心配をかけるやり方になってしまいましたが。
でも、それをきっかけに妻も思っていることや悩みを言ってくれて、気持ちを共有できたのがよかったです。
「お互いに、すごく大変だし、よく頑張っているよね、ありがとう」と。
それに育児・家事で「そこまでやらなくてもOKだよね」という箇所や、お互いにツラく感じるポイントが違っていたこともわかりました。
そこで育児・家事の内容を見直したり、お互いの得意分野(つらくない分野)で分担を変えることができました。
さいごに
なんだか、まとまりのない、最後はテクニック的な話になってしまった…。
最後にあらためて伝えたいのは、あなたは十分がんばっているし、だからこそ悩んだり、弱音を吐いたり、手を抜いても当たり前、ということです。
わたしはつらい気持ちを、妻と共感し合えたことがよかったです。
悩みをわかってくれる、「あなたはとても頑張ってるよ」と「心から」言ってくれる人がいてよかったです。
わたしの場合、全体的に「子どもを持つしあわせ」が「大変さ」を上回ったのは、我が子が3歳になってようやくのことです。
それまでは、もちろん我が子はかわいいのですが、やはりトータルで見ると大変さの方が上回っていました。
でもようやくここまで来れました。
我が子たちは、彼らのペースで成長してくれています。その成長するすがたに私や妻は喜んでいます。
これからもいろいろな悩みを抱えるでしょうが、そばに共感してくれる人がいてくれるかぎり大丈夫だとおもっています。
だからこそ、あなたにもおたがいに共感し合える人がいることを願っています。それは家族や身近な人じゃなくてもいいです。
昔からの友人や、ママ・パパ友や、公共の悩み相談を受け付けてくれるところや、ネットやSNSなど。
どこかにきっといると思います。
そして知らない間に自分でハードルを上げず、肩ひじ張らずに気楽にいきましょう。
読んでいただきありがとうございました!
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