こんにちは! 双子のパパ、ハムおです。
子どもを持つ親としては、インフルエンザの流行はすごく心配になりますよね。
我が家は2016年にインフルエンザで地獄を見ました…。
●その時の様子はコチラ
あれから我が家では、毎年欠かさず予防接種を受けています。
予防接種で完全に感染や発病を防ぐことはできませんが、さいわい我が家はあれ以来インフルエンザにかかっていません。
今回は、インフルエンザ予防接種を受けるおススメの時期についてご紹介します。
目次
結論
先に結論から書いちゃうと、おススメの時期は次のとおりです。
●13歳未満 1回目:11月初旬 2回目:12月初旬
●13歳以上 11月中旬
※流行する時期は12月~3月とした場合
基本的な考え方は、インフルエンザが流行する時期に、ワクチンが効果を発揮するように予防接種を受けることです。
ただしお子さんが乳幼児で、他にいろいろな予防接種を受ける場合は、かかりつけの医師に従ってください。
またインフルエンザの流行シーズンは、その年によって変わります。流行状況をチェックしてタイミングを調整してくださいね。
では、なぜこの時期がおススメなのか?
インフルエンザが流行する時期、ワクチンが効果を発揮する時期、の順で解説します。
インフルエンザが流行する時期
引用元 厚生労働省 インフルエンザQ&A
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
Q.2: インフルエンザはいつ流行するのですか?
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。
日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。
具体例として、下のグラフをご紹介します。
これは東京都における過去5シーズン(2015~19年)の、インフルエンザ患者報告数の推移です。
だいたい12月(第49週)ごろから患者が一気に増え始め、3月末(第14週)ごろに元の水準まで戻ることがわかりますね。
というわけで、インフルエンザが流行するのは、だいたい12月~3月ごろとなります。
引用元 インフルエンザの流行状況(東京都 2019-2020年シーズン)
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/
大人と子どもでインフルエンザ予防接種の回数がちがう
ちなみに、大人(13歳以上)と子どもで、予防接種の回数が違います。
13歳以上は1回ですが、13歳未満は2回に分ける必要があります。
引用元 厚生労働省 インフルエンザQ&A
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
Q.20: ワクチンは1回接種でよいでしょうか?
[1]13歳以上の方は、1回接種を原則としています(注1)。
ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価(注2)の上昇が得られるとの報告があります※1、2。
ただし、医学的な理由により(注1)、医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。なお、定期の予防接種(注3)は1回接種としています。
[2]13歳未満の方は、2回接種です。
1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られることから、日本ではインフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりとなっています。
なお、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。
(1)6カ月以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種(注4)
(2)3歳以上13歳未満の方 1回0.5mL 2回接種
インフルエンザワクチンが効果を発揮する期間
インフルエンザワクチンは、接種後2週間で効果が表れはじめます。(血中の抗体の量が増え始める)
そして4週目でピークに達し、3~5カ月後で低下します。
インフルエンザ予防接種を受けるのはいつがおススメか
厚生労働省では、次のとおり、【遅くとも12月半ばまで】としています。
ですが、これではすでに流行が始まっているので遅すぎます。
引用元 厚生労働省 インフルエンザQ&A
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
Q.26: インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか?
日本では、インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、例年1月末~3月上旬に流行のピークを迎えますので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。
というわけで、予防接種を受けるおススメの時期は次のとおりです。
※流行する時期を、12月~3月とした場合
●13歳以上(1回接種)の場合
・11月中旬 ★予防接種
↓
・12月初旬
ワクチンの効果が出始める
↓
・12月中旬
ワクチンの効果がピークになる
↓
・2月中旬~4月中旬
ワクチンの効果が低下していく
●13歳未満(2回接種)の場合
※1回目~2回目の間に、2~4週間あける必要がある
・11月初旬 ★予防接種(1回目)
↓
・11月中旬
1回目ワクチンの効果が出始める
↓
・12月初旬 ★予防接種(2回目)
※1回目から4週間あける
↓
・12月中旬
1回目ワクチンの効果がピークになる
↓
・1月初旬
2回目ワクチンの効果がピークになる
↓
・2月初旬~4月初旬
1回目ワクチンの効果が低下していく
↓
・3月初旬~5月初旬
2回目ワクチンの効果が低下していく
子ども(13歳未満)は、小学校・保育所・幼稚園での集団感染が怖いので、大人より早めの接種がおススメです。
ただしお子さんが乳幼児で、他にいろいろな予防接種を受ける場合は、かかりつけの医師に従ってください。
またインフルエンザの流行シーズンは、その年によって変わります。流行状況をチェックしてタイミングを調整しましょう。
今年(2019年)のおススメ時期
今年は例年より早めに、予防接種を受けたほうがいいと思います。
なぜなら、先日書いた下の記事のように、今年は例年より早く流行がくる兆候が出ているからです。
なので、我が家はいつもより早く予防接種を受ける予定です。
インフルエンザ予防接種の注意事項
残念ながら、インフルエンザの予防接種を受けても、完全に予防することはできません。また副作用にも注意が必要です。
とはいえ、接種しないよりは、した方が絶対に良いです。
できるかぎりの対策をして、それでもインフルエンザになってしまったら、運が悪かったと、いさぎよくあきらめましょう。
次の引用は、予防接種の有効性に関する厚生労働省の見解です。
引用元 厚生労働省 インフルエンザQ&A
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
Q.23: 乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について教えて下さい。
現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病を一定程度予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、概ね20~60%の発病防止効果があったと報告されています※1、2。
また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告も散見されます。(参考:Katayose et al. Vaccine. 2011 Feb 17;29(9):1844-9)
しかし、乳幼児をインフルエンザウイルスの感染から守るためには、ワクチン接種に加え、御家族や周囲の大人たちが手洗いや咳エチケットを徹底することや、流行時期は人が多く集まる場所に行かないようにすることなどで、乳幼児がインフルエンザウイルスへ曝露される機会を出来るだけ減らす工夫も大切です。
まとめ
- 予防接種は、インフルエンザが流行する時期に、ワクチンが効果を発揮するタイミングで受ける
- 予防接種を受けるおススメの時期
- 13歳未満 1回目:11月初旬 2回目:12月初旬
- 13歳以上 11月中旬
※流行する時期は12月~3月とした場合
読んでいただきありがとうございました。
インフルエンザ予防接種をするおススメのタイミングをご紹介します。